蛍光X線分析計
さまざまな業界にわたる品質保証とプロセス制御要求に関して、非常に柔軟でパワフルなXRFであるエネルギー分散型蛍光X線分析(EDXRF) X-Supreme8000とLab-X3500 分析は、固体、液体、粉末、ペースト、フィルムなどを含む幅広いサンプルの種類で分析ができ、ppmから高い濃度まで、元素周期表Na11からU92の元素をカバーしています。
- 紙- 剥離ライナー上のシリコン
- RPF–固形再生燃料のRPF中の塩素
- セメント- Na2O, MgO Al2O3, SiO2, SO3, Cl, K2O, CaO, Fe2O3などの測定
- 木材処理- 液体や粉末、銅、クロム、その他、簡単測定
- 鉱物-ボーキサイト、石灰岩、カオリンなど
- 鉱業 - ニッケル、鉛、亜鉛など
- 化粧品 - チタン、ジルコニウムなど
- 石油 - オイル中の硫黄、ニッケル、燃料油中のバナジウム、ガソリン中の鉛など
- 農業/食品 - 鉄、小麦中の亜鉛、セレンの添加剤として、ペットフードの塩分(Na)、肥料中の硫黄など
共通特徴
X-Supreme800、Lab-X3500共に、コリメート部品を排除しました。 X線管球とサンプル間の距離をできるだけ近くなるように、X線光路を改良しています。 X線管球から発生する一次X線のロス無く、サンプルに照射できます。適正なX線管電流を保てば、測定精度を損なわず、管球寿命を延命させることができます。 また、大気による軽元素の蛍光X線の減衰を少なくする為に検出器の位置にも配慮しています。
サンプル回転(スピナー)機能をオプションで搭載しています。 サンプルの不均一性が測定値に影響するのを少なくするために、サンプルカップを回転させながら測定できます。
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コリメート部品がありません | サンプル回転(スピナー)機能 |
検出器 | 検出器 |
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検出器 比例計数管の特徴(Lab-X3500は標準、X-Supreme8000はオプション)
比例計数管は、検出器自身に蛍光X線の信号を増幅する機能があります。半導体検出器に比べて安価にできます。 検出窓が大きいので計数率が高いです。一般的には、30~45kcpsのカウントが得られます。 エネルギー分解能が低いので未知成分の測定には不向きですが、繰返し測定精度が良いという特徴があります。
検出器 SDDの特徴(X-Supreme8000のみ)
エネルギー分解能が、比例計数管より良いです。
X線管ターゲット
測定対象エレメントのより、Ti(チタン)、Pd(パラジウム)、W(タングステン)ターゲット材のX線管球を選びます。X線管球は、OxfordInstruments社は工業用X線管球の製造メーカーでもあります。
共通消耗品・オプション部品
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サンプルカップ 液体、粉末、バルク、ペレット、ジェル状のサンプルを入れる 専用カップです。 外側のアルミカップの中に、蓋付のディスポーサブルの インナーカップが入ります
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二次カップ 液体サンプルがサンプルカップから漏れ出しても、検出器等に 直接接触させないための、安全カップです
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フィルム 強度のあるフィルムや、蛍光X線の吸収を最小限にするてめの薄い フィルム等各種取り揃えています。カップに貼って使用します。 ・75㎜幅×100m/ロール(箱) ・Mayler 6ミクロン ・Poly-4 4ミクロン ・Poly-S 低S専用 ・Poly-M ポリエステル極薄
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カッター 紙やフィルムの円形にカットします。
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サンプルホルダー 紙やフィルムを、カッターで円形にカットした後、このホルダーに 入れて測定します。サイズは2種類あります。
・31㎜φ ・40㎜φ
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プレスとダイス 粉砕したサンプルを固めるための、25トン・ハンドプレスです。 ダイスは、1.25インチ(31.5㎜φ)と、1.57インチ(40㎜φ) の2種類あります。
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